理系講師の人生振り返り

60歳前で始めた「最後のブログ」

キャリアパスのステージにおける教育と育成

「育成就労」についてテレビニュースで知りました。

新卒入社をした電子計算機メーカーの退職後、電気技術者教育、養成の仕事に就いてから約15年になります。

人材のキャリアパスのステージごとに、教育、育成、開発が必要であることについて、あらためて思いを巡らせました。

これまでは、学生時代の電子計算機との出会い以降について書いてきました。これからは、更にさかのぼって、中学生の頃からどのような選択をして、電子計算機やデジタル通信とかかわることになったのかについて書きたいと思います。

ある中学校の先生から、電気の仕事を教えることが難しいという話を聞いたことがあります。実際、受け入れる採用者側と、送り出す教育者側には、学習すべきカリキュラムの考え方に違いがあると感じています。これが、就職をする学生にとっては、学校教育と就職後の仕事のギャップ、違和感として感じられているのではないかと思っています。

具体的には電気事業と電気工事業の職業能力の違いです。同じことが電気通信事業と電気通信工事業にもあります。このことを学校の電気系教員も理解できていない可能性があるのではないかと、実体験を通して感じています。

最終目標としては、こういった問題提起を通して、理科教育の電気に興味を持ち、将来デジタルインフラの整備に関わるであろう後進の役に立つことができれば幸いです。