理系講師の人生振り返り

60歳前で始めた「最後のブログ」

同期入社の驚き:走る同僚の秘密

同期入社で同じ技術課に配属された同僚がいました。それぞれ別の先輩社員が指導担当でした。

定期保守作業や、就業時間内の緊急障害対応は、指導担当の先輩社員と一緒に動いて、お客様毎の対応や、交換部品の配送手配、作業終了後の社内外への報告方法などをOJTで教わりました。

配属された技術課は、定期保守作業や緊急障害対応が主な業務でしたが、盆暮れ正月など、お客様が長期休暇のときには、電子計算機システムや、装置などの入替作業や、新規設置、撤去作業もありました。そういう作業では同期入社の同僚と一緒に作業をしていました。

初めて同期入社の彼と一緒に作業をして驚いたのが、先輩社員から仕事を頼まれた彼は、いつも走って出て行き、走って帰って来るのです。

入社前はサッカー部で活躍していたと聞いていました。それにしても、いつも走り続けていて疲れることはないのか不思議に思って、先輩社員がいない休憩時間に、疲れないのか尋ねてみました。

そうすると彼は、部屋の窓際へ行き、教えてくれました。ここからは、あの建物を曲がる所までしか見えない。だから、あそこを曲がるまで走る。帰りは曲がる少し前から走り出して加速し、曲がったら全力で走る。