理系講師の人生振り返り

60歳前で始めた「最後のブログ」

高専電気工学科で学べたデジタルインフラの基礎

私が約40年前に入学した工業高専電気工学科では、電気主任技術者認定校カリキュラムの他、電子計算機や符号化理論など、現在のデジタルインフラの基礎となる教科の他、電波法規などの授業もありました。4年生、5年生で学習する外国語や、経済学、法学などの一般教科選択科目も、それぞれの高専に任せられていたような印象を受けるカリキュラムでした。

そのため、電気工学や電子工学、電気通信工学など、幅広く発展し始めた電気系の学習を望む中学生が全国の工業高専電気工学科に集まったことが想像されます。

入学当時のPCはパソコンの他、まだマイコンと呼ばれ、データ記憶媒体はカセットテープの時代でした。卒業する頃にはフロッピーディスクFDD)が一般的になってきましたが主流は厚紙に覆われた5インチのもので、プラスチックケースに入った3.5インチが普及するのは就職後でした。