理系講師の人生振り返り

60歳前で始めた「最後のブログ」

進級と卒業の道のり

高専の4年生くらいまでは学校のある市内企業への就職を考えていましたが、5年生になる頃には東京の大企業で働くのも良い経験になるのではないかと考えるようになりました。新卒の好条件で、大企業に就職できるのは一生に1回だろうと考えました。6月には企業訪問開始。採用面接1社目の電子計算機メーカーから内定を頂けました。
卒業式はクラス全員で参加。留年者が出ることなく、5年電気工学科全員が卒業しました。
卒業生40名に対する企業求人は200名以上。当時の求人の大部分が半導体開発やシステム開発関係だった記憶があります。
寮費は月額3万円、授業料は年間8万円程度でした。前期と後期に分けて4万円程度納付をするのですが、毎回減免申請をして、全額または半額免除されました。成績は決して優秀ではありませんでしたが、留年せずに5年間で卒業させて下さった教官の皆様と学校に感謝をしています。
また、高専の電気工学科で学ぶ機会を与えて下さった家族と、進学を決意できた距離に学校を設立して下さった日本国政府に感謝をしています。