理系講師の人生振り返り

60歳前で始めた「最後のブログ」

研修中のトラブルシューティングと現場でのリアル

新卒で入社後、見習技術部員として、3ヶ月余りの新入社員研修を受けて修了、2級技術部員として現場へ配属されました。

企業のロゴマークと会社名、所属組織が記載された名刺を受け取りました。氏名の上には「2級技術部員」という肩書がありました。

新入社員研修の修了式前に喫煙室へ行った同期社員が戻って来て、研修担当部長が「現場に出ても、簡単には直らないぞ」と言っていたという話を聞きました。

研修所では実機を使って、トラブルシューティングを行い、どの部品が損傷しているか特定できるようになりました。しかし現実は、マニュアルやツールを利用して損傷部位を特定しても外見上は問題がなかったり、常時故障状態にあるのではなく、ときどきおかしくなるという間欠故障のため、損傷部位が特定困難という状態で、研修担当部長が言っていたことは真実だったということを現場で気付かされたのでした。