新入社員研修では、同期入社の技術員たちが配属される全国の技術課で、共通して保守をすることになるテープ装置、印刷装置、磁気ディスク装置の技術研修を受講した。
全国の拠点に配属されたお客様で実作業経験を積み重ねた同期の技術員たちは、その後、それぞれのお客様の保守作業で必要な、電子計算機のCPU本体や通信制御装置、レーザープリンターの他、地域によっては、CADシステム装置や銀行システム装置などのアドバンス技術研修を受講した。
今ではWindows製品で可能なCAD端末も銀行店舗端末も、専用のシステム装置が必要な時代だった。
新製品の研修には若手技術員だけではなく、ベテラン技術員が参加することも多かった。同期が配属された技術課の先輩技術員に会うこともあり、間接的に同期の消息を知ることもできた。